2011年3月24日木曜日

インド大魔術師の教え(その1)

最近、胃の調子がイマイチだったので、どうするか思案していたところ、ふと恐怖の記憶が蘇って来ました。

かれこれ20年以上前の話です。

シンガポールでの仕事を終え、インドへの旅(陸路を選択)の途中、タイのバンコク郊外の田舎町をふらっと歩いていると、いかにも怪しげなインド人が私を呼び止めました。
タイでもインド人をよく見かけるのですが、雰囲気が怪しいのです。


「あなたのことを待っていました。私はあなたのことを知っています。あなたの清浄な旅を祝福させてください。」
などと、さらに怪しげなことも言うのです。
(旅っつっても、サイババのアシュラムに行くついでに寄ってみただけなんですけど・・・)
そして、脇の寺院に呼び込まれ、二人向い合って禅を組みました。
で、彼は私の眉間に3回ほどフッ、フッ、フッと息を吹きかけ、手に持っていた紙にもフッと息を吹きかけました。
そして、その紙を、おもむろに私に手渡しました。

な、なんと!

そこには、英語(ローマ字?)で、私の名前、生年月日、私の両親の名前、が記されているではありませんか!
他にも何かゴニョゴニョと書いてありましたが、パニクっていたので覚えていません。
もう一度、私の眉間に息を吹きかけ、「祝福あれ!」みたいなことを言って、去っていったのです。

これは一体!!

特別な旅になる予感!!!

その後、その街で宿を探し、ヘブン状態のまま、うっとりと一夜を過ごしました。

つづく